うるう年(閏年)の雑学まとめてみた!
今週のお題「うるう年」
今年は4年に一度のうるう年ですね~。
今回はうるう年について語ってみたいと思いますー。
1.なぜうるう年が必要なの?
そもそも、うるう年とは365日に1日追加して1年を366日とする年のことですよね。
地球が太陽の周りを1周まわり終える期間のことを私たちは1年(365日)と呼んでいます。しかし、厳密には地球が太陽の周りを1周まわるのには365日と約6時間かかります。3年間この6時間分を無視して、4年目で1日追加することで帳消しにしているわけです。
じゃあ毎年6時間追加すればいいじゃないか!という方もいらっしゃるかもしれませんね。もちろんそれでも問題はないんですが、そうすると一日の時間がずれることになってしまいます。例えば、朝7時にいつも出勤していたのに同じ時間に行動しようとすると来年は13時出勤するということになり、時間の感覚が毎年変わることになり大変になってしまいます。だからまとめて4年に一回調整しているわけです。
ちなみに、この4年に一回の調整を全く行わないとすると、400年後日本では12月に夏が訪れることになります。
これを日本の宇宙航空研究開発機構(JAXA)の惑星科学者がアニメーションでわかりやすく説明してるYouTubeがあるので載せておきますね。
This is why we have Leap Years — and what happens if we don't
2.うるう年が2月で調整されている理由
うるう年はなぜ2月が選ばれたんでしょう?
普通に考えれば、一番最後の月の12月で調整するのがキレイで合理的な気がしませんか?これには暦の歴史が関係しています。
現在、世界各国で使われている暦は「グレゴリオ暦」といいます。日本では、明治5年(1872年)からこの暦を採用しています。
(ちなみに、それまでの日本は月の満ち欠けを基にした「太陰太陽暦」を用いていました)
「グレゴリオ暦」が誕生したのは、16世紀のローマ時代で、ローマ教皇グレゴリウス13世によって制定されました。ローマ時代では、3月から始まり2月で終わっていました。
当時の皇帝、ユリアス・シーザーは奇数月を31日、偶数月を30日と決めたのですが
2月を30日にすると、366日になってしまうため一年の最後の月となる2月を一日減らし29日にすることで帳尻をあわせたのです。
そして、暦を制定した記念に自分の誕生日月に自分の名前、ユリウス(英語でジュライ)と名付け後世に残しました。
ところが、次の皇帝、アウスグタスも同じように自分の名前を残したいと考え
現在の8月の名前を、それまで使っていた名前から、アウグスタス(英語でオーガスト)に変更したのです。
また、8月は30日までしかないことを不満に思い一日増やし31日までとしました。
ここで、一日増やすと一年が366日になってしまうため9月以降の日数を調節しながら一年の最後の月である2月の日数を一日減らすことで整えたのです。
そのため、平年の2月は28日まで閏年は2月は29日までとなりました。
まあ、要約したら2月で調整している理由は現在の暦を作ったローマ時代では2月が最後の月だったからです。
3.2月29日に生まれた人の年齢は?
2月29日に生まれた人の誕生日は平年では訪れないですよね?年を取るタイミングはいつになるんでしょうか?答えは2月28日の24時を過ぎたタイミングです!これは憲法上、誕生日の前日が終わった瞬間に年を取ることが明記されています。
4月1日の人が早生まれとして扱われる理由もこの憲法により年齢の基準が3月31日になっているためです。
しかし実際のところ両親が2月29日生まれの子を2月28日や3月1日として戸籍に登録することも多いです。
もしかすると2月28日と3月1日生まれの人はふつうの日よりも多いのかもしれませんね。
では!